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インナードライ肌とは?原因と改善するスキンケア・生活習慣を解説

インナードライ肌とは?原因と改善するスキンケア・生活習慣を解説

「肌がテカるのに乾燥する」「しっかり保湿しているのにカサつきが気になる」とお悩みではありませんか?

その状態は、肌表面はべたついているのに肌内部の水分が不足している「インナードライ肌」かもしれません。皮脂が多いからといって洗いすぎたり、保湿を控えたりすると、かえって乾燥を招いてしまうこともあります。

この記事では、インナードライ肌の特徴や原因、改善に役立つスキンケア方法、日常生活で意識したいポイントについてわかりやすく解説します。

01インナードライ肌とは

インナードライ肌とは、肌表面は皮脂でべたついているにもかかわらず、肌内部の水分が不足している状態です。「隠れ乾燥肌」や「乾燥性脂性肌」と呼ばれることもあります。

肌は本来、水分と油分のバランスが保たれることで健やかな状態を維持しています。しかし、乾燥や間違ったスキンケアなどによって肌内部の水分が不足すると、うるおいをまもろうとして皮脂が過剰に分泌されることがあります。その結果、表面はべたついているのに、肌内部は乾燥しているインナードライ肌になります。

また、皮脂が気になることから脂性肌と思われがちですが、実際は乾燥が原因となっているケースも少なくありません。皮脂を気にして洗いすぎたり、保湿を控えたりすると、かえって肌の乾燥を招いてしまうことがあります。

インナードライの特徴

インナードライ肌は、一見すると皮脂が多くうるおっているように見えます。しかし実際には肌内部の水分が不足しているため、水分と油分のバランスが乱れやすい状態です。

インナードライ肌のイメージ

上の図のように、健やかな肌は角層に十分な水分が保たれています。一方でインナードライ肌は、肌表面に皮脂があるにもかかわらず、角層の水分が不足しています。そのため、べたつきと乾燥の両方を感じやすくなります。

特に、Tゾーンはテカるのに頬は乾燥する、毛穴が目立つ、メイクが崩れやすいといった症状がみられることもあります。また、肌のごわつきやキメの乱れが気になる場合も、インナードライ肌が関係しているかもしれません。

「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」との違い

インナードライ肌は、乾燥肌や脂性肌、混合肌と混同されやすい肌状態です。

乾燥肌は水分も皮脂も不足している状態、脂性肌は水分と皮脂の両方が多い状態を指します。また混合肌は、Tゾーンは皮脂が多く頬や目元は乾燥しやすいなど、部位によって肌状態が異なります。

一方、インナードライ肌は肌全体の内部が乾燥しているにもかかわらず、皮脂の分泌が多くなっている状態です。そのため、見た目だけでは脂性肌と区別しにくいことがあります。皮脂によるべたつきだけで判断せず、肌内部の乾燥にも目を向けることが大切です。

02【セルフチェック】インナードライ肌の見分け方

インナードライ肌は、皮脂によるべたつきがあるため脂性肌と勘違いされやすい肌状態です。しかし実際には肌内部が乾燥しているため、肌の不調につながることがあります。まずはご自身の肌状態をチェックしてみましょう。

  • Tゾーンはテカるのに頬は乾燥する
  • 洗顔後に肌がつっぱる
  • 毛穴の目立ちが気になる
  • メイクが崩れやすい
  • 肌がごわついている
  • 化粧水をつけてもすぐ乾燥する

また、洗顔後に何もつけず10〜15分ほど過ごしてみるのもひとつの方法です。肌につっぱり感があるのに、時間が経つと皮脂によるべたつきが気になる場合は、インナードライ肌の可能性があります。心当たりがある場合は、毎日のスキンケアを見直してみましょう。

03インナードライ肌になる原因

インナードライ肌は、さまざまな要因によって水分と油分のバランスが乱れることで起こります。ここでは、インナードライ肌を引き起こす主な原因について解説していきます。

間違ったスキンケア

皮脂やテカりが気になるからといって、何度も洗顔をしたり、あぶらとり紙を頻繁に使ったりすると、必要なうるおいまで失われてしまうことがあります。また、化粧水だけでお手入れを終えたり、洗浄力の強いクレンジングを使ったりすることも、乾燥を招く原因のひとつです。肌に必要なうるおいをまもりながらお手入れすることが大切です。

空調や季節による乾燥

冷房や暖房によって室内の湿度が低下すると、肌表面から水分が蒸発しやすくなります。特にオフィスなど空調の効いた環境で長時間過ごすかたは注意が必要です。また、空気が乾燥しやすい秋冬だけでなく、冷房を使用する夏場も肌は乾燥しやすくなります。

紫外線によるバリア機能の低下

紫外線は日やけだけでなく、肌のうるおいをまもるバリア機能にも影響を与えます。紫外線を浴び続けることで、角層のうるおい構造(角層ラメラ)が乱れ、水分を抱え込む力が低下してしまいます。その結果、肌内部の水分が逃げやすくなり、乾燥しやすい状態になることがあります。

乱れた食生活

脂質や糖質の多い食事が続くと、皮脂分泌が増えやすくなることがあります。一方で、栄養バランスが偏ると、健やかな肌を保つために必要な栄養素が不足し、肌のコンディションが乱れることもあります。偏食や不規則な食生活は、インナードライ肌を悪化させる可能性があるため注意しましょう。

睡眠不足・ストレス

睡眠中には肌の修復や再生を助ける成長ホルモンが分泌されます。しかし、睡眠不足が続くと肌のターンオーバーが乱れ、うるおいを保つ力が低下することがあります。また、ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌されることもあります。生活習慣の乱れは、インナードライ肌の一因になる場合があります。

04インナードライ肌を改善するスキンケア

スキンケアを行う女性のイメージ

インナードライ肌のお手入れで大切なのは、肌に必要なうるおいをまもりながら、水分と油分のバランスを整えることです。皮脂によるべたつきが気になるからといって洗いすぎたり、保湿を控えたりすると、かえって乾燥が進んでしまうことがあります。毎日のスキンケアを見直し、健やかな肌を目指しましょう。

落としすぎないやさしい洗顔を心掛ける

洗顔の基本は、肌に必要な皮脂を残しながら汚れだけを落とすことです。洗顔料はしっかり泡立て、泡で包み込むようにやさしく洗いましょう。ゴシゴシこすったり、熱いお湯で洗ったりすると、肌に必要なうるおいまで失われてしまうことがあります。

また、皮脂が気になるからといって1日に何度も洗顔をするのはおすすめできません。洗いすぎは乾燥を招き、かえって皮脂分泌を増やしてしまう可能性があります。

化粧水でたっぷり保湿

インナードライ肌の対策では、まず肌に十分な水分を補うことが大切です。洗顔後はできるだけ早く化粧水をなじませ、角層にうるおいを与えましょう。

化粧水を選ぶ際は、ヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸などの保湿成分が配合されたものがおすすめです。肌表面のべたつきが気になる場合でも保湿を控える必要はありません。肌状態や使用感に合わせながら、毎日続けやすいアイテムを選びましょう。

乳液・クリームで水分の蒸発を防ぐ

化粧水で補った水分を保つためには、乳液やクリームで油分のフタをすることも大切です。化粧水だけでお手入れを終えると、水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招くことがあります。

乳液やクリームを選ぶ際は、保湿成分やうるおいをまもる成分が配合されたものがおすすめです。例えば、保水有効成分であるヘパリン類似物質は、肌の水分保持に役立つ成分として知られています。べたつきが気になるかたは、みずみずしい使用感のものを選ぶと取り入れやすいでしょう。

季節を問わず紫外線対策をする

インナードライ肌を防ぐためには、肌のバリア機能を低下させる紫外線の対策も大切です。

紫外線は季節や天候にかかわらず降り注いでいるため、日やけ止めは一年を通して使用することがおすすめです。また、汗や摩擦によって落ちることもあるため、2〜3時間ごとを目安に塗り直すとよいでしょう。日傘や帽子なども活用しながら、紫外線から肌をまもるようにしましょう。

05インナードライ肌を内側から整える生活習慣

インナードライ肌のイメージ

インナードライ肌の改善に向けて、生活習慣の見直しも検討してみましょう。

肌のうるおいを保つ力は、毎日の食事や睡眠の影響を受けます。保湿ケアを頑張っているのに乾燥やテカりが改善しない場合は、生活習慣に原因が隠れているかもしれません。

ここでは、インナードライ対策として意識したい生活習慣を紹介します。

食生活を見直す

肌のうるおいを保つためには、たんぱく質・ビタミン・必須脂肪酸などをバランスよく摂取することが大切です。

例えば、たんぱく質は肉・魚・卵・大豆製品に多く含まれ、肌の材料になります。また、ビタミンAはにんじんやかぼちゃ、ビタミンCはブロッコリーやキウイ、ビタミンEはアーモンドなどに含まれており、健やかな肌を保つために役立ちます。

一方で、揚げ物やファストフード、スナック菓子など脂質の多い食事ばかり続けると、皮脂分泌が増える可能性があります。テカりが気になるからと食事を極端に制限するのではなく、栄養バランスを意識した食生活を心掛けましょう。

質の高い睡眠を心掛ける

睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の修復やターンオーバーをサポートしています。そのため、睡眠不足が続くと肌のバリア機能が低下し、インナードライを悪化させる原因になることがあります。

質の高い睡眠をとるためには、就寝1〜2時間前からスマートフォンやパソコンの使用を控え、ブルーライトを避けることが大切です。また、寝室は暗くして室温を快適に保ち、就寝前のカフェインやアルコールはできるだけ控えましょう。

さらに、38〜40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かると、心身がリラックスしやすくなります。毎日の睡眠環境を整えることも、インナードライ対策の一つです。

睡眠のイメージ

スキンケアと生活習慣の見直しでインナードライを改善

インナードライ肌は、肌表面はべたついていても、肌内部では水分不足が起きている状態です。紫外線や間違ったスキンケア、生活習慣の乱れなどが原因となり、水分と油分のバランスが崩れることで起こります。

改善のためには、やさしい洗顔や丁寧な保湿を心掛けることに加え、食生活や睡眠などの生活習慣を見直すことも大切です。毎日の積み重ねが健やかな肌づくりにつながります。まずはできることから取り入れて、うるおいのある肌を目指しましょう。

この記事の監修者

みずき皮膚科クリニック 院長 
原みずき先生

東京女子医大卒業後、都立駒込病院に勤務し皮膚悪性腫瘍を学ぶ。東京逓信病院にてアトピーや乾癬など一般的な皮膚疾患を勉強。その後クリニック勤務をへて現在に至る。